キーの位置を早く覚えるコツ
「キーの位置をなるべく簡単に覚えるコツ」を紹介していく。
キーボードには、無秩序に並んだ沢山のキーがあり、そのキーの位置を覚えていくのは大変な作業だと思う。しかし、覚え方を工夫すれば、それほど苦労することなく記憶することが出来る。
脳を活性化させ、好循環を生み出そう
難しいことをじっくり考え込む時よりも、簡単なことを沢山考えていく時の方が、脳の前頭葉(前頭前野)が活性化されると言われている。
早く覚えようとして、無理してどんどんメニューを進めてしまうと、なかなか頭に入らなくてミスが増えてしまう。うまくできないと「難しい」という感情が生まれ、思考が停止しやすくなる。
この状態になると、集中力がなくなり、余計頭に入らなくなる。「難しそう→やっぱり難しい→面白くない→出来なかった→私には無理だ」という悪循環に陥ってしまう。
悪循環に陥らないようにする為には、簡単なことを何度も繰り返し、ゆっくり着実に進めていくことが大切である。
焦らずにゆっくり進めていくと、「簡単そう→やっぱり簡単だ→面白い→出来た→私ってすごい」という好循環を生むことが出来るのだ。
仮想キーボードを見ながらタイピング
- 図1(仮想キーボードの説明画像)
『ごんタイピング』のゲーム画面上には、図1のような、実際のキーボードに似せて作った「仮想キーボード」が表示されている。
ホームポジションに指を置き、仮想キーボードを見ながらタイピングをしていくことで、実際のキーボードを見なくても、キーの位置が把握できるのだ。
次に打つキーが光る
本来は、問題文を見ながらタイピングをしていくのだが、まだキーを覚えていない人は、いちいちキーの位置を探さなければならない。
沢山あるキーの中から目的のキーを探す作業は、とても面倒に感じることだろう。覚える前から疲れてしまっては、練習も思うように続かない。
- 図2(「次に打つキーが光る」の説明画像)
図2のように、『ごんタイピング』では、次に打つキーが黄色く光るように作られているので、キーを探す手間を省くことが可能だ。
効率的な学習方法
タッチタイピングをマスターさせる為に作った『簡単タッチタイピング練習』は、キーを10個ずつ覚えるように作られている。
10個のキーが、ランダム(無作為)に抽出して表示されるので、表示されたキーを順に打っていこう。
3つの段階に分けて進めていくと、キーの位置が自然と頭に入っていくよ。
黄色く光ったキーを見て打とう
まずは、指を動かす練習をしよう。そして、ついでに、どんなキーが登場したのかを、何となくで良いので頭に入れていこう。
この段階では、まだ、どこに何のキーがあるのかを、しっかり覚える必要はないよ。手元を見なくてもタイピングが出来る喜びを存分に味わうんだ。
練習用ゲームをスタートさせたら、ホームポジションに指を置いた状態で待機する。
そして、深く考えずに、仮想キーボードの黄色く光ったキー(次に打つキー)を見ながら打つようにしよう。本物のキーボードは、もう見たらダメだよ。
問題に登場するキーが10種類しかないので、繰り返し練習していくと、同じキーを何度も打つことにる。
その結果、ローマ字の位置を覚えようとしなくても、どのローマ字が出てきたかが、自然と脳に記憶されていくんだ。
ローマ字(キー)の位置を覚えよう
次は、何となく頭に入れた情報を、意識しながら確かなものに変えていこう。
「そろそろ、どのローマ字が出てきたかを覚えてきた気がする」と思ったら、今度は、ローマ字の位置を覚えることを意識しながら練習していこう。
ゆっくりでいいから何度も繰り返すことが大事だよ。焦って先に進もうとすると、難しく感じて練習が辛くなっちゃうよ。
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問題文を見てタイピングしよう
最後は、記憶した情報が、しっかりと定着したかどうかをチェックしてみよう。
ローマ字の位置を覚えたかどうかを確認する為に、キーガイドを非表示にした状態で、問題文を見ながらタイピングしてみよう。
次に打つキーの場所を教えてくれなくなるので、自分の記憶を頼りに打たなければならなくなる。
この状態で、ほとんどミスなく打てるようになれば、もうタッチタイピングは出来たも同然だ。自信を持っていいよ。
まだミスが多いようであれば、無理せずに、またキーガイドを表示させて、繰り返し練習して覚えていこう。出来ることを繰り返すことが重要なんだ。
キーガイドの表示・非表示方法
- 設定メニューの説明画像
タイピングゲームの設定メニュー「次に打つキー」という項目の「表示する」をクリックし、チェックを外すことで、ガイドを非表示に出来るよ。
次のページでは、タッチタイピングを習得する為に、挫折することなく継続して練習するためのポイントを学ぼう。