ホームポジションとは何か
ホームポジションとは、タイピングを始める時に置き、キーを打ち終えたら戻ってくる位置である。
常に同じ位置に戻ってくることによって、「今、指がどこにあるのか」を、直接キーボードを見なくても判断できるようになる。
ホームポジションの位置
人差し指で突起物を探す
まず、FとJのキーを探そう。見つかったら、Fに左手の人差し指を、Jに右手の人差し指を、それぞれ置いてね。
FとJには、他のキーとは違い、突起物(ポッチ,ブツブツ)があるはずだ。タッチタイピングをする時には、最初にこの突起物を指先で探すことから始まる。
指先の感覚だけでこの突起物を探すことが出来るようになれば、暗闇の中でもタイピングが出来るようになるよ。
人差し指と同じ段に、他の指を置く
- 図1(ホームポジション説明用画像)
FとJに人差し指を置いた状態で、同じ段に中指・薬指・小指を置いてみよう。力を抜いた状態で指を置くと、図1の青色の線で囲まれた位置に指が落ち着くはずだ。
この青色の線で囲まれた位置、すなわちASDFJKL;が、ホームポジションだよ。
それぞれの指の担当区域
どのキーをどの指で担当するか
図1で、中央の赤線で区切られた位置から、左側にあるキーは左手の担当になり、右側にあるキーは右手の担当になる。
また、同じ色に塗られたキーは、同じ指の担当になる。
左手の担当区域
- 左手小指
- 1QAZ
- 左手薬指
- 2WSX
- 左手中指
- 3EDC
- 左手人差し指
- 45RTFGVB
右手の担当区域
- 右手人差し指
- 67YUHJNM
- 右手中指
- 8IK,
- 右手薬指
- 9OL.
- 右手小指
- 0P;/−@:_^[]¥
基本は4つずつを担当
基本的には、1本の指で1列(4つのキー)を担当することになる。ただし、例外もある。
動かしやすい人差し指は2列(8つのキー)になる。また、動かしにくいはずの右手小指の担当が約3列分もある。
右手小指の担当のほとんどは、記号のキーになっており、他のキーに比べて使用頻度が低い。だから、初心者は0P;/の4つだけを覚えれば大丈夫だよ。
担当を守ってミスを減らそう
担当区域を守ることにより、指を動かす距離が最短になり、タイプミス(指の操作ミス)も少なくすることが出来る。速く正確に打てるようにする為には、この担当を守るようにした方がいい。
次のページでは、タイピングする時の基本姿勢(指の形はどうあるべきか、手首を固定すべきか)について学ぼう。